こんにちは。元美容部員&元雑誌の美容ライターのきょうかです。
仕上がりのトレンドが変わると同時に、種類が増えていくファンデーション。
私はもともとリキッド派でしたが、最近は悩みが増えたと同時に手軽にキレイに仕上がるタイプも増えてきたので、TPOに応じて使い分けるようにしています。
そんな40代~50代の女性に役立つ、シーン別・ファンデーションの使い分け法をご紹介させていただきます。
【ファンデーション】種類別の特徴 & こんな人におすすめ
まずはご存じの方も多いと思いますが、ファンデーションの種類とその特徴、40代以降を想定して”こんな人におすすめ””こんな仕上がりを目指す人”におすすめという視点から解説させていただきます。
【ファンデーションは大きく分けて6種類】 ※日本化粧品検定1級対策テキストより
- リキッドタイプ:乳化剤・保湿材を配合した乳化タイプ。「粉:油:水=1:2:7」のO/W型はのびがよくトリートメント性が高く、みずみずしい仕上がりに。「粉:油:水=2:4:4」のW/O型はさっぱり感もあり、化粧もちが良いタイプ。手・スポンジ・ブラシなどつけ方やつける量によって仕上がり感を自由に変えられるので、ナチュラルにきちんと感を出したいときはおすすめです。重ねづけも簡単です。
- クリームタイプ:乳化剤と保湿材配合や、「粉:油:水=2:2:6」ののびがよく、トリートメント性が高いO/W型と、「粉:油:水=2:4:4」の化粧もちのよいW/O型で、いずれも乳化タイプ。リキッドファンデーションとの違いは粉の割合。つまり、よりカバー力を求める方やうるおいを考慮して作られているので冬におすすめです。つけ方や使用量を変えられる点はリキッドと同じですが、一度で適度なカバー力が出せるので、しっかりメイクをしたいときにおすすめです。
- エマルジョンタイプ:定番化しつつあるクッションファンデーションはこのエマルジョンタイプです。「粉:油=5:5」の油性タイプはつきがよく、水に強く、エモリエント効果が高い。「粉:油:水=3:5:2」のW/O型乳化タイプは、乳化剤や保湿剤も配合されているので、手軽にリキッドタイプと同じようなきちんと感のある仕上がりに。携帯に便利なケース入りなのでメイク直しにも重宝します。
- パウダータイプ:「粉:油=9:1」のプレストタイプ。肌色補正や化粧直しなど、携帯に便利。パウダー成分により脂浮きを抑える効果があります。スポンジに水に含ませて使用するとさっぱりとした使用感だけではなく、化粧もちがよくなり、カバー力アップにもつながります。高温多湿で汗や皮脂が出やすい日本の夏の肌にはもってこいですね。
- スティックタイプ:「粉:油=6:4」の油性タイプ。つきがよく、カバー力も高いので、シミやそばかす、毛穴や赤味などの欠点をポイントでカバーしやすいのが特徴。全顔ではなく部分使いをするのがおすすめ。ちなみに私は、目の下の逆三角形部分をしっかりカバーしたいので、スティックタイプを部分使いしていました。さらに、マスク使用時は、顔の上半分にのみ使用して、下半分はルースパウダーだけで仕上げていました。
- ルースタイプ:「粉:油=9.5:0.5」。肌色補正や脂浮きを抑える効果があります。パフでつけるとしっかりつき、ブラシでつけると軽い仕上がりに。パフでつけた後は、余分な粉をブラシで軽く払うのを忘れずに。プロも必ず行うこのひと手間が、洗練された仕上がりへとつながっていきます。また、ルースタイプを固形にしたプレストパウダーは、ここで言う4の「パウダータイプ」に分類されます。
きょうか流 シーン別使い分け法
現在愛用中のファンデーションはTPOに応じて3種を使い分け
- イブ・サンローラン・ボーテ「オールアワーズ リキッド」
- vim BEAUTY(ヴィムビューティ) 「エフェクト ライク フィニッシュ クッション ファンデーション」
- キュレル「潤浸保湿 色づくベースミルク ベージュ01」
おおまかな使い分け方は、1のリキッドファンデーションは電車や車で少し遠出のお出かけ用、2のクッションファンデーションは市内への外出時&リモート会議用、3は在宅ワーク用。
イブ・サンローラン・ボーテは、オンライン美容相談が受けられるので、ファンデーションの色味の相談をして購入しました。サンプルも自分で選べるので、気になるアイテムを試すのに重宝します。私は「最も明るい肌色 LN-1」を選びました。「白いかな~」と思いましたが、薄づきなのでのばすと肌になじんでくすみをカバーしてくれます。まさに”ヴェールをまとった”仕上がりになります!
ヴィムビューティはちょうどナーズのクッションファンデがなくなりそうな時に、メイクアップアーティストの小田切ヒロさんがおすすめしていたのです。メイクアップYouTuberマリリンが手掛けるコスメブランドで「web上の画面映りが良くなる」とのことでしたので、まだ会社員で毎週月曜日の朝礼などのリモート用にぴったりだと思い購入しました。私は「18 エクリュ」と毛穴ケアができる下地「キープコンフィデンスプライマー」をセットで購入。”重ねるほどにしっかりカバー”とありますが、ひと塗りでも適度にカバーしてくれるので、普段使いには十分なカバー力です。こちらもやや白めだと感じますので、私は重ねづけはせず、肌色となじむ程度に薄ーくつけるようにしています。毛穴ケア用の下地は、小鼻周りにのみ使用していますが、50歳の私にはもの足りない感じです。。。
キュレルは、カテゴリーとしては「下地」なのですが、01は「明るい肌色」なので私はBBクリーム代わりに使用し、上からパウダーファンデとプレストパウダーの中間の仕上がりになるブリリアージュの「カラーシフォンパウダー」を重ねています。この組み合わせは、週の半分以上は在宅で仕事をしている私にとって、BBだけではもの足りない、でもしっかりファンデーションをつけるほどではない、そんな願いを叶えてくれる定番のベースメイクアイテムたちです。
上に重ねるパウダーは2種使い
- NARS (ナーズ)「ソフトマット アドバンスト パーフェクティングパウダー」
- コーセーコスメニエンス「メイク キープ パウダー」
1~3の仕上げに使うパウダーは2種を部位によって使い分けしています。
ヘアメイクアップアーティストの小田切ヒロさんの請負で、4ナーズのパウダーを顔の周りと小鼻にのせ、メイク崩れが気になるTゾーンと目の下には「メイク キープ パウダー」を重ねます。
目の下は乾燥もするけれど、アイメイクのにじみによるパンダ目を防止するためにパウダーを薄ーく薄ーく重ねています。
<次回購入を検討中の注目商品>
●リキッドなら…
「ディオールスキン フォーエヴァー フルイド グロウ」か
「ディオールスキン フォーエヴァー フルイド マット」
サンローランと比べてみたいと思っています
●クッションファンデなら…
クレ・ド・ポー ボーテの「タンクッションエクラ ルミヌ」
上半期のベストコスメ総なめ状態。
小田切ヒロさんも絶賛していたので、是非使ってみたいと思います
コンシーラーをファンデ代わりに! 少し変わった使い方
最後に、もう1パターンご紹介させていただきます。
これまたヘアメイクアップアーティスト・小田切ヒロさんの請負なのですが、「ディオールスキンフォーエヴァースキンコレクトコンシーラー」をカバーしたい頬のたるみ毛穴部分や額・まぶた・あごにのせ、ファンデーションブラシで顔全体にのばしてファンデーション代わりに使用することもあります。
コテコテのバッチリメイクに仕上がるかと思っていましたが、まったくそんなことはなく、YSLのリキッドファンデよりややカバー力のある仕上がりで結構気に入っています!
リキッドファンデとコンシーラーをW使いしなくていいので、かなりの時短になると思います。
ファンデーションブラシではなくスポンジを使うとさらに薄づきになるのですが、カバー力控えめな仕上がりになるので、私はファンデーションブラシを使用しています。
まとめと次回予告
いかがでしょうか。最後までご覧くださり、誠にありがとうございます。
私はファンデーションだけではなく、スキンケアやポイントメイクもTPOに応じて使い分けを楽しんでいます。特に、ファンデーションは”ベースメイク”と言われ、プロのヘアメイクさんも一番時間をかけて仕上げるほどなので、私にとってファンデーションはメイクの要。ファンデーションの仕上がり次第でポイントメイクが変わってきますから(笑)。
もっと詳しく知りたい方は是非問い合わせフォームからご連絡ください。
そして、次回はファンデーションと合わせてご紹介したい、「下地・コントロールカラー」について投稿させていただきます。
どうぞ宜しくお願いいたします。